佐藤初女さんのおむすびを握る~どんな人の中にも神様はいる~

日々のできごと

佐藤初女さんのおむすび

佐藤初女さんという、手料理や「おむすび」でもてなし、話に耳を傾けることで、心に苦しみを抱えた人々を救ってこられた女性がいます。

初女さんは2016年にお亡くなりになっていますが、初女さんの「おむすびの作り方」を今も伝えて続けている方がいらっしゃいます。

町田市のマンションで開催された「おむすびの会」に息子のこむすびと参加して、実際に初女さんのおむすびを結ぶ体験をしてきました。

初女さんのおむすびを結ぶときは、目の前のお米や食材を“いのち”のように扱います。

ご飯を炊くときのお水も、軽量カップではからずお米の状態をみて決める、のりや梅干しを切るときも包丁を使わずに丁寧に手を使う…

家で料理しているとき、いかに雑に目の前のことをこなしているのかに気づかされました。

自分の中の神様を信じて扉をあけること

初女さんが開設した「イスキア」に訪ねてくる人を、初女さんはいつもあたたかく迎えていました。それでも深夜に人が訪問してくる時など、怖いと感じることもきっとあったと思います。

しかし、初女さんはそれでも扉を開けるのです。著書「おむすびの祈り」の中でこんな言葉がありました。

私たちひとりひとりの中には神様が宿っています。ですから、どんな人と会う場合でも、その人の中にいる神様との出会いを意識しています。

夜中にチャイムが鳴ると、「誰だろう」と思って、身支度をして玄関に立ちます。
開けていいのか悪いのか、すごく葛藤はあります。

ですが、私が「怖い」と思っても、もし私の中に神様がいらっしゃるなら、きっと戸を開けられるでしょう。そう思って私は鍵を開けるのです。

神社やパワースポットだけが聖地じゃない。誰の心の中にも神様はいる。

もちろん、自分の中にも。

自分の中にいる神様を信じて扉を開けて誰かを迎え入れるとき、どこであってもそこは“聖地”になるのだと思います。

タイトルとURLをコピーしました