先日の11月23日勤労感謝の日に、「おむすびの会」に参加してきました。
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おむすびの会では、tetotetoさんにおむすびの作り方を教えていただきました。
tetotetoさんは、お二人で活動されていて、佐藤初女さんという日本のマザー・テレサと呼ばれた方に直接おむすびの作り方を教わった方達です。
(佐藤初女さんは、森のイスキアという場所で心に苦しみを抱えた人の話を聴いて、おむすびを振る舞っていた方)
23日は、勤労感謝の日でもあるのですが、新嘗祭(にいなめさい)というお祭りがある日で、新嘗祭は、神さまに収穫の感謝を伝えるとともに、その年にとれたお米を天皇陛下が召し上がるというお祭りです。
新嘗祭の前にも10月17日に神嘗祭(かんなめさい)というお祭りがあって、これは伊勢神宮で初穂を神さまに捧げて、五穀豊穣に感謝するお祭り。
伊勢神宮のたくさんある祭祀の中でも、最も重要なお祭りとされています。
それだけ、お米が日本では大切に考えられてきたということだと思います。
日本の神話でも、天照大神の孫が地上にくだるニニギノミコトに、稲穂をあたえて、「これでみんなのお米を作って、いつまでも平和でゆたかな国をつくるように」と伝えたという話が残っています。
お米と日本の神さまって、繋がりが深いですね!
おむすびの会で教えていただいたtetotetoさんは全国でおむすびの会を開催されていて、海外でも紹介できたらいいな~とおっしゃっていたのですが、日本の文化として海外の方におむすびを伝えたら、喜ばれそうだなと私も思いました。
私は、おむすびの会で教えていただくの2回目でしたが、作り方は普段料理をする時よりも、とっても丁寧です。
1つひとつの動作を集中してゆっくり丁寧におこなうので、ある意味、茶道(おむすび道?)のような、瞑想しているような、そんな感じになります。

お米をとぐ時も、お水をお米に直接ジャーっとあてないで、ボールの淵からソッと入れてあげて、丁寧にといだり、
炊くときのお水も図らないで、お米をよく見て水の分量を自分で決めます。
おむすびの具は梅干しだったのですが、包丁で実をトントンと切らないで、箸でほぐしていきます。

のりもハサミで切らないで、手で切っていきます。
刃物を使わないのは、自分も食べ物も命で、刃物で切りつけたら痛いから命を扱うように丁寧に扱っていくという考えからそのようにされているみたいです。
できあがったおむすびは、タオルでくるむのですが、まるで、おくるみに包まれた生まれたての赤ちゃんのようにホカホカでかわいかったです(*^^*)

稲刈りして、精米されたお米が家に届いたときも、重さは2キロだったのですが、その時も抱っこしたら生まれたての赤ちゃんみたいだなと思いました。
お米って、命そのものですね!
稲は「いのちのねっこ」ともいうし、コメは「ムスコとムスメ」が結びついてできた愛の結晶❤
命といえば、私たちはふだんたくさんの命を頂いて、生活していますよね。
胎内記憶がある息子も、動物は神さまの使いだから、お肉・お魚を食べるときは感謝していただくようにと言っていました。
おむすびの会に参加したことで、あらためて食べることって命をいただくことだなと感じました。