すべての始まりは太陽から?
昨日は、冬至でしたね!
わが家でもゆず湯に入って、かぼちゃ、れんこん、ニンジンなど冬至に食べると良いとされるものをひととおり頂いて、なんだか大晦日のように楽しい気分になりました(^-^)
さて、冬至と言えば1年でもっとも太陽が出ている時間が短い日。太陽が生まれ変わる日とも言われます。

突然ですが、今「鬼滅の刃」がブームですね‼
漫画の中では、呼吸が鬼をたおす時のカギになるのですが、漫画の中で「日の呼吸(ヒノカミ神楽)」という重要な呼吸が出てきます。
ヒノカミ神楽は、主人公の丹治郎の竈門家に耳飾りと一緒に代々継承されている舞です。炭焼きの家系として火を扱ってきた竈門家が、無病息災を祈って舞を奉納していたと考えられていました。
日の呼吸(ヒノカミ神楽)は全集中の呼吸の中でもはじまりの呼吸と言われています。
太陽は私たちにとって大切なもの。日本神話に登場する神さま、天照大御神様も太陽の神さまです。
天の岩戸隠れで、活躍したキーパーソン
日本神話では、太陽神である天照大御神様が岩戸に隠れてしまって、世界が真っ暗になってしまったというお話があります。
その時、天鈿女命(あめのうずめのみこと)という女の神さまが、踊り狂って集まった神々が大笑い…。「何ごとか?」と天照大御神様が出てきて、世界が無事平和にもどったというお話があります。
天鈿女命のおかげで、世界に平和が戻ったのですね!
この天鈿女命が踊った踊りが、神前で舞を奉じる“神楽の始まり”とされています。

あめのうずめをお祀りしている神社
天鈿女命を主祭神としてお祀りしている神社に参拝してきました。
東京・新橋にある烏森神社です。

この神社では、天鈿女命にあやかった“神楽鈴”のお守りを買うことができます。鈴が3段になっていて全部で15個ついてます。この数にも意味があるらしく、下から7・5・3個鈴がついています。
七五三( ゚Д゚)!七五三って意味がある数字なんですね。
調べてみたところ、奇数で割り切れない(別れない)数字ということで、縁起が良いという謂れがあるようです。

世界がピンチの時に大役を買って出た天鈿女命の度胸、あやかりたいものです‼
「鬼滅の刃」と愛宕神社との関係は?
このあと、同じ新橋にある愛宕神社にも参拝しました。
愛宕神社は、23区内で一番の高さを誇る愛宕山にあります。「出世の階段」という、こんな急な階段を登って参拝しました(^_^;)

こちらの主祭神は、火産霊命(ほむすびのみこと)(火の神)です。別名、カグツチとも呼ばれる神さまです。神話では、イザナミがカグツチを出産するとき、ヤケドして重症を負います。実は、カグツチは火の神であると同時に“竈の神”でもあるとも言われています。
「鬼滅の刃」の話に戻りますが、実は、「鬼滅の刃」というタイトルに決まる前に他にもタイトルの候補があったそうです。
タイトル候補の中には「鬼狩りカグツチ」「炭のカグツチ」というタイトルもあったらしい…!
このエピソードからも作者の方は、日本神話をベースにお話を考えられていたのでは?と思われます。
ヒット作のベースに日本の神話あり!
掘り下げていくと日本の神話と鬼滅の刃との共通点がいろいろ見つかりそうです☆